
トンネルにおいては主に「背面空洞注入」、橋梁においては「剥落防止対策」をおこなっています。
背面空洞注入の特徴
分離がない可塑性エアモルタルを、トンネル背面空洞化に限定注入することで、覆工にかかる応力を一定にします。
- ① 材料セメントモルタルにエアフォームを混入し、エアモルタルを作ります。
- ② 可塑剤を覆工の注入治具直下のバルブ箇所にてショットミキシングします。
- ③ 空洞内の滞水も押し出しながら充填します。
- ④ 硬化物の密度が低く、覆工に作用する荷重を軽減します。

可塑性エアモルタル

背面空洞注入状況


剥落防止対策の特徴
コンクリート構造物の経年劣化によるコンクリート片剥落を未然防止するため、剥落危険箇所にビニロンメッシュシートをエポキシ系樹脂で接着して、耐久性の向上をはかるコンクリート片剥落防止工法(繊維シート接着工法)です。
- ① ビニロンメッシュシートを採用し、作業効率を大幅にアップ。従来は困難だったコーナー部施工にもスマートに対応します。
- ② 不陸調整とシート貼付工を同時に行える接着剤の使用により、工期を大幅に短縮できます。

