矩形推進(ハーモニカ)掘進機
概要
アンダーパスを非開削で、安全・低コストで施工。短形大断面トンネルを、複数の短形小断面トンネルに分割して施工し、分割施工されたトンネルの内部に短形大断面トンネルを構築する工法です。新たに開発したハーモニカ掘進機で、確実に短形小断面を掘削します。
特長
1. 柔軟な計画が可能
- 中折れ装置等により、曲線施工が可能
- マシンの小型化により、浅い土かぶりで施工が可能
- 推進ジャッキと元押ジャッキにより、100m以上の施工が可能
2. 工費削減
- マシンの小型化と鋼殻の薄肉化によって工費の削減が可能
3. 安全な施工
- 密閉型の機械を使用するため、地表面の沈下に与える影響が低減
4. 工事期間中の交通渋滞の緩和
- 部分的に施工・供用できる為、地上交通の渋滞緩和が可能
施工フロー
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基準トンネルを掘進します。
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基準トンネルをガイドに隣接するトンネルを推進⽅式で掘削します。
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掘進を完了します。
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地下⽔位の⾼いところではトンネル間に⽌⽔注⼊し、縦リブとプレートの⼀部を撤去します。
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鉄筋を組み⽴てます。
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底盤と側壁を構築します。
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天井を構築します。
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内部のセグメントを撤去し、表⾯を仕上げます。
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施工イメージ
ハーモニカ掘進機を用いた
アンダーパス -
製作マシン
ハーモニカ掘進機
工事実績
合成ゴム | H 3,980(mm) W 3,690(mm) |
H 3,100(mm) W 2,900(mm) |
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機長 | L 4,076(mm) | L 3,700(mm) |
施工用途 | 高速道路 | 立体交差 |
セグメント種別 | スチール鋼殻 | スチール鋼殻 |
推進力×本数 | 1,200×12(kN×本) | 1,200×8(kN×本) |
本体自重 | 76(t) | 44(t) |