土壌浄化工法・土壌調査工法
概要
土壌汚染の有無、種類及び範囲を調査し、その土壌に対策工を施して浄化することを目的としております。
特長
土壌調査から対策法までの検討
対策法における有害物質
第一種特定有害物質 (揮発性有機化合物) |
・ 四塩化炭素 ・1, 2-ジクロロエタン ・1, 1-ジクロロエチレン ・1, 2-ジクロロエチレン ・ 1, 3-ジクロロプロペン ・ジクロロメタン ・テトラクロロエチレン ・1, 1, 1-トリクロロエタン ・ 1, 1, 2-トリクロロエタン ・トリクロロエチレン ・ベンゼン ・クロロエチレン |
---|---|
第二種特定有害物質 (重金属等) |
・ カドミウム及びその化合物 ・六価クロム化合物 ・シアン化合物 ・ 水銀及びその化合物 ・セレン及びその化合物 ・鉛及びその化合物 ・ 砒素及びその化合物 ・ふっ素及びその化合物 ・ほう素及びその化合物 |
第三種特定有害物質 (農薬等) |
・ シマジン ・チオべンカルブ ・チウラム ・ポリ塩化ビフェニル(PCB) ・有機りん化合物 |
土壌浄化対策工
対象物質 | 適⽤条件 | ⼯法 | オンサイト浄化⼯法 | オフサイト 浄化⼯法 |
特徴 | |
---|---|---|---|---|---|---|
原位置 | 掘削 | |||||
揮発性有 機化合物 |
空気・⽔の通 りやすい⼟ |
化学分解法 微⽣物分解法 |
○ | ○ | ー | 地中に特殊浄化剤を混⼊し、汚染物質を分解するメンテナンスフリーの⼯法 |
⼟壌ガス 吸引法(SVE) |
○ | ー | ー | 広範囲な稼働中の⼯場敷地を原位置で浄化 | ||
空気・⽔の通 りにくい⼟ |
⽯灰混合抽 出法(LAIM) |
○ | ○ | ー | ⼟質条件にとらわれない浄化が可能。粘性⼟の汚染に最適 | |
ー | 揚⽔処理など | ○ | ー | ー | ー | |
重⾦属等 農薬類 ダイオ キシン類 |
鉛・砒素・セレンなど | ⼟壌洗浄法 | ○ | ○ | ○ | 場外処分量を減らしてコストダウンを達成 |
シアン化合物 | 注⽔バイオ スパージング |
○ | ー | ー | 微⽣物の⽣活環境を⾼めてシアンを分解浄化 | |
各種重⾦属 | 固化・不溶化 | ー | ー | 建設技術のノウハウを駆使し、各種重⾦属等に適した薬剤やセメントを選定 | ||
ー | 掘削・搬出 | ー | ー | ○ | ー | |
封じ込め | ○ | ○ | ○ | ー | ||
石油 | 掘削する | 低温加熱分離法 | ー | ○ | ○ | 多量の汚染⼟壌を現地で短期間に浄化 |
バイオパイル | ー | ○ | ○ | 最適な微⽣物の活性環境を整えて油分を分解・無害化 | ||
掘削しない | バイオオーグ メンテーション |
○ | ー | ー | 浄化菌を導⼊することで速やかな地下⽔浄化が可能 | |
注⽔バイオ スパージング |
○ | ー | ー | 微⽣物分解とスパージングによる⾼機能ハイブリット⼯法 | ||
ー | 掘削・搬出 | ー | ー | ○ | ー | |
複合汚染 | 地下⽔ 地下⽔汚染 |
マルチバリア ⼯法 |
○ | ー | ー | 多様な汚染地下⽔を同時に浄化できるメンテナンスフリーの⼯法 |
ー | 揚⽔処理など | ○ | ー | ー | ー | |
ー | 遮⽔壁など | ○ | ー | ー | ー |
土壌浄化対策工
土壌ガス吸引(SVE)工法
- 原位置浄化が可能
- 建屋下の浄化も可能
- 浄化費用が比較的安価
原位置混合攪拌工法
《化学分解法》
- 特殊浄化剤と原位置地盤を混合攪拌し、汚染物質を酸化・還元分解
- メンテナンスが不要
- 混合攪拌機
- 混合攪拌開始
土壌洗浄法
バイオ処理法
マルチバリア工法
汚染地下水を浄化します。
- 敷地外への有害物質拡散を防止します。
- メンテナンスフリーで、さまざまな汚染地下水の浄化が可能です。
- 自然地下水の流れを阻害しないので周辺井戸枯れの心配が有りません。
揚水処理工法
実績
番号 | 工事名 | 発注者 | 施工期間 | 工法 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
① | 某工場 | 某会社 | 2005.1~2005.3 | 原位置混合撹拌 | |
② | 某工場 | 某会社 | 2006.4~2006.12 | 原位置混合撹拌 | |
③ | 某工場 | 某会社 | 2014.5~2014.5 | 土壌洗浄 | |
④ | 某基地 | 某会社 | 2016.2~2016.4 | 土壌ガス吸引 | |
⑤ | 某工場 | 某会社 | 2017.6~2017.11 | 土壌洗浄 |