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後施工プレート定着型せん断補強鉄筋Post-Head-bar工法
概要
既設コンクリート構造物の耐震強度に威力を発揮する工法です。2005年建設技術審査証明を取得したことにより多数の発注者に採用されており、今後も我が国の社会基盤の耐震性の向上に貢献してまいります。
特長
- 1. 片面からしか施工できない条件での耐震補強を実現しました。
- 2. せん断耐力の向上に特化し、地震時にはせん断破壊を先行させません。
- 3. 両端プレートのくさび効果と専用充てん材により既設構造物と強固に一体化できます。
- 4. 両端円形プレート型を適用することにより、これまでより効率的に補強ができます(D13~D32)。
- 5. 継手型を適用することにより、スペースが狭く対応できなかった場所にも適用できます(D13~D29)。
補強方法
施工手順
- ※D32両端円形プレート型は主筋中心間隔d-d’が710mm以上に適用可能。
- 鉄筋探査状況
- PHbドリルによる削孔状況
- モルタル充填、ポストヘッドバーの挿入・設置状況
開発の経緯と施工実績
Post-Head-barは2007年度、第1号物件を施工し、2023年10月には施工開始後16年が経過し、1150件以上の構造物に適用され190万本以上の実績があります。
また、2020年12月に建設技術審査証明書の内容を変更し、D13~D32については、これまでより合理的な施工が可能な両端円形プレート型や、部材の手前側に障害物があることにより施工できなかった部分にも施行できる継手型が適用できるようになりました。
(2023年10月1日現在)
対象施設 | 施工件数 | |
---|---|---|
道路・地下街 | 地下道・道路橋他 | 81件 |
浄化センター(ポンプ場含) | 最終沈殿池、ポンプ室他 | 511件 |
鉄道 | 地下駅舎・トンネル部他 | 11件 |
浄水場 | 配水池他 | 191件 |
水門 | 津波対策用防潮水門他 | 219件 |
排水機場 | 排水機場他 | 59件 |
排水路 | 地下排水路他 | 32件 |
発電所・プラント | 貯水池・水路他 | 11件 |
施工中案件を含む合計 | 1,155件 1,955,000本以上 |
適用箇所(例)
- 建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術) 建技審証 第0522号後施工プレート定着型せん断補強鉄筋「PostーHead-bar」
(一財)土木研究センター 2005.12取得 2020.12内容変更 - NETIS登録技術 令和元年度準推奨技術受賞(KT-090022-VE〔NETIS掲載終了])