成和リニューアルワークス株式会社

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基礎事業

場所打ち杭工法

概要

場所打ちコンクリート杭工法は、杭体同等体積の土砂を掘削除去し、その部分に鉄筋を入れコンクリートを流し込みます。その支持力機構の多くは主として先端支持力、そして杭軸部と地盤との周面摩擦力です。

一般社団法人 日本基礎建設協会 Japan Foundations Engineering Association

特長

場所打ち杭 リバースサーキュレーション工法 翼ビット方式 ローラービット方式 その他 オールケーシング工法 揺動式 全旋回式 リングカット+ロックオーガー アースドリル工法 BH工法 翼ビット方式 ローラービット方式 その他 その他
打込み杭や埋め込み杭など他の工法との比較
  • 杭低騒音・低振動。
  • 杭周辺及び先端部の地盤が緩む事がある。
  • 杭の耐力を杭寸法とコンクリート強度の組合せで多様に設定可能。
  • 孔壁が崩壊することもある。
  • 掘削土から土質状況を目視で確認できる。
  • 孔底の処理が必要。
  • 鉛直精度が高い。
  • 掘削土砂や廃棄泥水の処理が必要。
掘削工法の選定
工法 スペース 空頭 地盤 地下水 掘削
狭隘 広大 5m
未満
レキ・
玉石
転石 軟・中
硬岩
硬岩 施工面
付近
被圧⽔が
施⼯⾯より
⾼い

(m)
掘削⻑
(m)
①リバース × × 0.6〜3.0 80
②オールケーシング × × 1.0〜3.0 50
③BH × × × 0.2〜1.5 50
④深礎

施工機械と施工フロー

①リバース(TBH)工法

BH工法が正循環であるのに対し、「逆循環(リバースサーキュレーション)」で大口径ボーリングを可能にした工法です。狭小、低空間での施工条件下で大口径掘削でも迅速・容易に施工できます。また、正循環掘削でも発生するスライムの沈殿問題も解消されました。

①リバース(TBH)工法
  • ①リバース(TBH)工法
  • ①リバース(TBH)工法
②オールケーシング工法

回転するケーシングの先端に取り付けた特殊刃先で地盤を掘削し、中堀りはハンマグラブ、オーガーバケットなどで行う工法で一般的にはハンマグラブでの掘削が大半です。強力な回転力により地中障害物の除去、岩盤の削孔も可能で、適用削孔径はφ1,000〜3,000mmまでと広く、また適用土質も地中障害物(鉄筋コンクリート)から硬岩までと幅広い工法です。

②オールケーシング工法
  • ②オールケーシング工法
  • ②オールケーシング工法
③BH工法

ロータリーボーリングマシンでロッドの先端に取り付けたビットを回転させ、無ケーシングで掘削する工法です。安定液は、ビット先端から吐出し孔口よりサンドポンプで排出する正循環方式です。
既存の杭掘削工法の中で最もコンパクト性に優れていると言えます。

③BH工法
  • ③BH工法
  • ③BH工法
④深礎工法

人力または機械によって立杭掘削を行いつつ、鋼製波板とリング枠で山留め、裏込モルタル(空隙充填)を行いながら所定の深度まで掘削する。
杭壁、杭底部の目視が可能で、地耐力も容易に測定可能です。

④深礎工法

施工実績

番号 工事名 発注者 施工期間 施工仕様 備考
王子給水所配水池築造障害撤去 東京都下水道局 2020.3~2020.6 PC杭撤去φ2000 L=27.0m 全周
阪急淡路連立工事第7工区 阪急電鉄 2021.6~2021.10 場所打杭φ2000 L=39.6m TBH
環2地下トンネル及び築地換気所ほか 東京都建設課 2020.9~2020.11 障害撤去φ2000 L=5.3m BG
明大前 京王電鉄 2021.2~2021.6 場所打杭φ1200 L=30.6m TBH
国道144号鳴岩橋緊急復旧工事 国交省 2021.9~2021.12 場所打杭φ1200 L=29.2m 全周