締固め系液状化対策工TS-improver工法
概要
TS-improver工法は、クローラクレーンで懸垂したケーシングチューブ先端にバイブロフロット(高周波振動機)を装備した施工機を使用して低振動・低騒音で地盤密度を増加させる締固め系液状化対策工法です。施工機の先端から再生砕石などの中詰材を地盤中に供給して締固めながら改良杭(評定改良径φ800mm)を造成する工法です。
特長
- 1. φ800mmの太径改良杭により打設本数を減らすことで、施工延長を20%削減
- 2. 高周波振動機バイブロフロットの採用により低騒音・低振動の施工が可能
- 3. 汎用クレーンを用いた施工が可能
- 4. ボトムフィード方式を用いて中詰材供給量を把握し、改良杭の品質を確保
適用範囲
- 1) 施工深さは20m以浅とする。(10m以浅の実績データ取得済み)
- 2) 標準的な能率で施工できる地盤のN値は全体として20を超えないこと。
- 3) 推奨改良率は20%以下とする。
使用材料
全国で入手可能かつ安価な再生砕石RC-40を使用。その他(新材料RC10-40、砕石C-40等)使用可能。